入来麓武家屋敷群 (イリキフモトブケヤシキグン)

国の重要伝統的建造物群保存地区。鹿児島3大武家屋敷群の一つ。

北薩摩エリア 史跡・寺社・武家屋敷 鹿児島県内の楽しい学び・体験スポット

入来は、鎌倉時代に地頭職であった関東の渋谷氏がこの地に入り入来院家「入来院」と名乗って支配した荘園でした。

昭和4年アメリカのエール大学の教授朝河貫一氏により入来院家等に伝わる「関係文書」が英訳され、『入来文書』として刊行されたことによって有名になりました。

現在の入来麓武家屋敷群の町並みは中世から江戸期にかけて出来たもので、特徴は樋脇川の石を使用した玉石垣とその石垣の上に植えられた茶やイヌマキなどの生垣で整然と区割りされているところです。

入来のほぼ中央部に位置する麓地区は、四隣に威を振った薩摩藩随一の堅城(山城)である清色城を中心に川原石を使った玉石垣による整然とした区画割、武家屋敷門(茅葺門)、大手門前の濠や広馬場、下門口を備えたお仮屋跡など多くの史跡・文化財が残っています。

近世になって整備された街路と地割が旧態をとどめ、屋敷割りもよく残っていて歴史的価値が高いとされています。

入来麓は薩摩藩麓の一つで中世の名残を残す町並みとしてよく保存されていることから、2003年12月に鹿児島県では知覧武家屋敷群、出水麓武家屋敷群に次いで国(文化庁)の重要伝統的建造物群保存地区(武家町)に選定されました。

2019年、日本遺産「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く~」の構成資産として登録されました。

※写真は茅葺門。

Pick Up 人気の体験メニュー

  • 入来麓観光案内所[サムライツーリズム]-0

    入来麓観光案内所[サムライツーリズム]

    800年近くの歴史のある入来麓武家屋敷群は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今もサムライの魂が息づいています。観光案内所では、映画等の撮影に使用される甲冑の着用や、ステキな着物姿でのまち歩きが楽しめる体験プランを行っています。

  • 着物でまち歩き体験-1

    着物でまち歩き体験

    入来麓武家屋敷群内を着物姿で散策できます。手ぶらで来て、気楽に着物が楽しめます。

基本情報

住所 鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名麓(旧増田家住宅…来町浦之名77)
電話番号 0996-44-5200((入来麓観光案内所)、0996-44-4111(旧増田家住宅))
休日 旧増田家住宅…月曜日休館(月曜日が祝日の場合火曜日休み)
料金 無料
交通アクセス [車]
・九州自動車道姶良ICから約25分
・JR川内駅から約25分
駐車場 30台 
ホームページ 薩摩川内観光物産ガイド
  • 駐車場
  • トイレ
  • クレジットカード
  • WIFI
  • バリアフリー対応可
  • ベジタリアンメニュー相談可

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